イザナミの神・イザナキの神

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神話に登場するこの世と黄泉の国との堺「黄泉比良坂」(よもつひらさか)が
松江にあって
先日、「揖夜(いや)神社」とこの「黄泉比良坂」をガイド付きで歩くツアーに参加してきた!
イザナミとイザナギの神の神話知っちょーでしょ?
知らん人のためにちょんぼかなり・・かいつまんで話すと・・・
「国生み」を終えたイザナミとイザナキは「神生み」を開始する。
海の神・大綿津見の神や山の神・大山津見神、野の神・鹿屋野比売神など多くの神を生んだが
火の神・火之迦具土神を生んだ時に大やけどを負ってしまい、やけどが悪化しイザナミは
亡くなってしまう。。
嘆き悲しんだイザナギは妻の遺体を出雲と伯耆(鳥取県の中部あたり)の堺にあった
比婆山に葬り、火之迦具土神の首をはね殺してしまう。
イザナキは黄泉の国まで妻を追いかけたが、イザナミは
「私はもう黄泉戸喫(黄泉の国の食べ物を口にすること)をしてしまったので帰れません」と言い
「でも、せっかく訪ねて来てくださったのでですから、黄泉国の神様に聞いてみます。
 でも、その間、絶対に私の姿を見ないでくださいね。」と釘を刺し、屋敷の中に姿を消した。
なかなか戻らないイザナミにイザナキはしびれを切らせ、屋敷の奥へと進みそこで
全身にウジを湧かせ頭に大雷、胸に火雷、腹に黒雷、陰部にさくいかづちなどの八柱の雷神を
居着かせているイザナミを見、驚き逃げ出すが、
「よくも私に恥をかかせましたね」と怒り、醜女たちにイザナキを追わせた。
醜女と八柱の雷神、千五百の軍勢も加わった追っ手を様々な方法で退散させるが、黄泉国の入口の
黄泉比良坂までイザナミ自身が追いついてくる。
イザナキは大きな岩を入口に引き据え妻と対峙する・・・この岩のところに行ってきたのー!
あー・・・かいつまんでもこんだけー!
黄泉国を脱出したイザナキは川で禊をし、最後に顔を洗った際、左右の目と鼻から生まれたのが
天照大御神、月読の命、須佐之命であった。
なんだい切ない神話じゃのー・・・。
写真がそこー、もみじも紅葉しちょってきれいでした!
8月28日には揖夜神社で「一ツ石神幸祭」ってーのがあって、中海にある「一ツ石」に
座って待つ、イザナキの神の元にイザナミをお連れするらしい・・・また行こう!