詩吟で古荘嘉門作の『失題』という変わった詩を見つけたけんちょっこし紹介します。
才子 元来 多く 事を過る
議論 畢竟(ひっきょう) 世に 功 無し
誰か 知らん 黙々 不言の 裡(うち)
山は 是 青々 花は 是 紅なり
意味はねー
才子というものは、とかく物事にしくじりがちなものである。
何となれば、才を恃んで(たのんで)議論のための議論をするために、議論倒れになって、己には何の利益ももたらさず、世の中にも何ら貢献ところがないからである。
誰が知ろう、天は物言わずして、しかも、大自然の運行を主宰して、山は必ず青々と茂らせ、花は必ず紅く咲かせている事を。
ねー今の政治みたいだねー。
この古荘嘉門さんも明治時代の政治家です。
同じやな事があったのかなー?
鋭いなー!