はるな愛を見て

はるな愛さんを見て、思いだした。
松江にも“おかまバー”があった。
あの当時、一般に“おかまバー”っていっちょった。
その頃
「明日、うちの店がオープンなんだよ、手伝いに来て」と親戚のクラブの社長に言われつい
「いーよー」と軽く返事をし、1年以上手伝った。
そこにある日“おかまバー”が松江にオープンしたと言うので、博多から有名なママさんが来店した。
そのママさんはチョー有名人で帯締めはダイヤ、大きなかつら・・
「このかつらだけは自分で持つのよ」って、崩したく無いからだって。
ある日、行きつけの店に彼女達が来た。おかまちゃんたちを見たこと無いもんやちゃー大騒ぎ!
誰も近づかん・・・わしの出番である。
すぐ打ち解け、友達になり、毎晩のやにそこでわいわい過ごした。
時間が経つにつれ伸びる髭・・この頃、まんだ手術しちょーもんはおらんだったと思う。
そげな楽しい、面白い日が過ぎたある日、おかまバーに警察の手が入った。
風営法違反で廃業に・・ノーパンで見せーけんだがねー!!
『さよなら』も言わずどこかに行ってしまった彼女たち・・わしより年上だったけん50過ぎのおっさんになっちょーと思うけど、念願かなっておばちゃんになったかなー?どーしちょーやらー?
顔は3人くらい覚えちょー、1人だけ自分でドレスを作る器用なおかまちゃんがおった。
彼女は心も女だったよー。かわいいフリフリのドレスだった。
誰か「松江で過ごした事がある」と言ってるおかまちゃんを知っちょったら教えてね。

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