病室のリハビリから、ステーションのリハビリへ・・
「はい!XXさん、行くよ!はい、OOさんも行かや!」
と、動きにくい半身で次々に誘い、人の車椅子を押して行く・・
泣いていたおばちゃんが笑顔になっていった。
皆が笑うやになっていった。
リハビリはほんの1時間、母に足りるわけが無い、歩けるやになったけん、廊下の手すりを入れ歯を食いしばって握り歩行練習、何が何でも帰ってやると一人つぶやいた。
誰もが寝静まった夜中もそれは繰り返された。
「半年から1年は入院してください」と医者に言われた。うわー大変だー・・どげすーだー・・なーんて心配もつかの間
なんと!!1ヶ月で退院した!!
リハビリが始まって、歩けるやになって・・さあ次は?料理がしたいのだ!!
母は先生にごねた。
「こげなことじゃーリハビリにならん!!料理して食べてもらって美味しい!って言われー事がリハビリになるけん退院させてごしない」
先生は負けた。根性で我が家に戻った。
今も母は光輝いちょー。毎日、何作ーだと研究の日々、料理の天才だ。
体は、10年経った今でも完治しちょらんけん、しびれは残り、疲れると顔が左だけ腫れたりする。今日も何か作るのだろう。
保存して置く為の冷凍庫が・・3台ある・・全部宝だそうだ。かなわん、でも元気ならいいっか!!