思い出の地

うちの裏手にもう何年も誰も住んじょらんアパートがある。
夢でそのアパートがでてきた。(去年か一昨年)
住んじょーのは男子学生が3人。部屋の窓から生活しちょーのがはっきり見える。
本や辞書が並ぶ机、部屋の中に干してあるたくさんの洗濯物。
まじめげな学生さんだった。
隣の建物は女子だけ。うちからは男子用が向かいだけんよー見えた。
何度も何度も同じ夢を見た。学生の顔もはっきり見える。
でも不思議なことに、うちは改装する前の家だ。
あんま同じ夢を見るけん、幼馴染に話した。そしたらねー・・
「昔、あそこは学生さんが住んじょったよ。女子は別棟」
おー!わしは過去に行って来たのか?
それが分かってからその夢が止まった。
そして昨年、薄暗い夕暮れ時にうちの周りをうろつくおじさんがおったけん
「その先は行き止まりですよ」と声を掛けた。
「昔、学生だった時に、この辺りで下宿していたんですよ。松江から離れて、今回仕事で来る機会があって、懐かしくて探しているんです」
今は大学の教授?だったかな?60歳前くらいの人だった。
その時は、ワシの夢と繋がらんだった。その時気づいてあげれば、場所がはっきり教えてあげられたのにー!!残念。
何十年か振りに松江に来たあのさんの顔は、本当に懐かしい物に出会ったって感じだった。ニコニコしてたもん。
色んな思いがこみ上げるんだろうな~。
きっと、そのさんの思いがワシの夢に出てきたんだねー・・という事にしておこう。

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